ども、チーターです。
2016年4月14日の午後9時26分ごろ、
熊本県を震源とする震度7の大地震が
発生しました。
その後も震度5弱などの
大きな余震が続くという大地震です。
熊本と言えば、阿蘇山という非常に
有名で活動的な火山があります。
この大地震での影響はないのでしょうか?
大地震と火山の関係は?
大地震の発生が火山に影響を
与えることは可能性としては
大いにあり得ます。
現代科学では地震によりマグマが影響され、
火山が噴火すると考えられていますが、
はるか下の地中での出来事であり、
事実を明らかにすることは
極めて困難です。
そのため、現在の科学では、
地震と火山噴火の関連性について
明確なことは分かっていません。
しかし、東日本大震災でも地震発生後に
火山の噴火を予測した研究者が
たくさんいました。
というのも過去に、
地震が引き起こしたと
考えられる事例があるからです。
富士山の大噴火と宝永地震発生
1707年12月16日に
富士山は大噴火しています。
富士山は何度も大噴火していますが
今から一番近いものです。
この49日前に推定マグニチュード8.2の
宝永地震が起きております。
現在の予測では、富士山の大噴火は
宝永地震が引き起こしたと
考えられています。
海外の噴火と地震の事例
1952年ロシアで、カムチャッカ地震が
発生します。
その翌日には、カルピンス山が大噴火します。
その3年後にべズイミアニ山が大噴火しました。
これらは、関連性があるとみられています。
まだまだ事例はあります。
1957年アメリカでアンドレアノフ地震、
1960年チリ地震、
2004年インドネシアのスマトラ島沖地震、
2010年チリ中部地震などなど、
全て近くの火山が噴火しています。
ただし、それぞれ地震発生から噴火まで
期間が全然違うので、
今回の熊本の大地震の影響も
いつ阿蘇山が噴火する可能性が
高いのかは分かりません。
もちろん、必ず噴火するわけではありませんが
無視できるほどの安心材料はありません。
阿蘇山が噴火したことは?
阿蘇山は過去4回、
大噴火をしています。
大まかに年代を言いますと、
現代から、
約9万年前、
約12万年前、
約14万年前、
約27万年前の4回です。
大噴火の規模は、
熊本を中心に周辺の県まで
焼けの原になったと言われています。
すでに今でも火山灰の被害は
出ていますし、大地震によって、
火山噴火が起きても不思議では
ありません。
地震の発生で対応に困っていらっしゃると
思いますが、付近住民の方や、観光客の方は
地元での情報収集を徹底して
阿蘇山の状態をチェックしてください。
火山活動の動きが強まることもあり得ますので。
大地震の被害が少ないことを願っています。
この記事へのコメントはありません。